『ドラゴンクエストVII Reimagined（リイマジンド）』では、従来の転職システムをベースにしつつ、
「職業かけもち（Moonlighting）」や「バースト」、「職業とくせい」といった新要素が追加されています。
この記事では、とくに職業ごとの特性（職業とくせい）に注目して、分かりやすくまとめます。
※本記事は投稿日(更新日)時点の情報となります。
ドラクエ7リイマジンドの職業システム概要
まずは、リイマジンド版でどう職業システムが変わったのか、ざっくりおさらいしておきます。
- 職業熟練度は「戦闘回数」ではなく専用ポイント制
敵を倒すともらえる職業熟練度ポイントで★1〜★8まで成長。
★が増えると、呪文や特技を順番に習得していきます。 - 2つの職業を同時にかけもちできる「職業かけもち（Moonlighting）」
1キャラが同時に2つの職業に就くことができ、メイン／サブの区別はありません。
ステータス補正・呪文・特技・職業とくせいが2職ぶんまとめて適用されるのがポイントです。 - モンスター職は廃止 → 「モンスターの心」がアクセ枠に
従来のモンスター職は廃止され、その代わりに「モンスターの心」がアクセサリとして登場。
装備するとさまざまな特殊効果が得られ、ビルドの自由度を上げてくれます。
そして、これらとセットで導入された新要素が、「バースト」と職業とくせいです。
新要素「バースト」とは？ そこから発動する「職業とくせい」
バーストの基本
- 攻撃したりダメージを受けたりして感情が高まると、専用ゲージが溜まってバースト状態に移行可能。
- バースト中に専用コマンドを選ぶことで、その職業だけが持つ「職業とくせい（職業ごとの必殺技）」が発動します。
- 職業とくせいは各職業につき1つ用意されており、「どの職業を選ぶか」の大きな決め手になっています。
- モンスター側もバーストを使用してくるため、「こちらのバーストをどこで切るか」がボス戦の駆け引きポイントになります。
職業かけもち中は、2つの職業それぞれの「職業とくせい」からどちらを使うか選べるため、ビルドの幅がかなり広がっています。
キャラ専用職の「職業とくせい」まとめ
ここでは、現時点で効果まで判明しているキャラクター専用職の職業とくせいをまとめます。
主人公：専用職「ひよっこ漁師」
職業とくせい：海の加護（仮称）
- 仲間全員に対して、一度だけあらゆる攻撃ダメージを完全無効化するバリアを付与。
- 強力な全体攻撃が飛んでくるボス戦で、一度だけノーリスクでやり過ごせる「安全装置」として機能します。
回復が追いつきにくい序盤〜中盤や、高難度プレイで特に頼りになる防御寄りバーストです。
キーファ：専用職「ひよっこ王子」
職業とくせい：燃えてきたぜ
- 自分の守備力が下がる代わりに、攻撃力と会心率が大幅にアップします。
- 「スカラ」などの防御補助と組み合わせれば、守備ダウンのデメリットをある程度打ち消しつつ大火力モードを維持可能です。
「守りを捨てて一気に押し切る」タイプのアタッカー用バフで、ボスのHPを一気に削りたい場面で真価を発揮します。
マリベル：専用職「ひよっこ網元」
職業とくせい：おみとおし
- 属性攻撃で敵の弱点を突きやすくなるタイプの特性。
- ヒャド系・ギラ系などの属性呪文と相性が良く、属性耐性がころころ変わるボス戦で強力です。
弱点表示UIや魔法系職と組み合わせることで、属性攻略のエキスパートとして活躍できます。
そのほかの専用職
- ガボ専用職：オオカミ少年（Wolf Boy）
- アイラ専用職：運命の踊り子（Destiny’s Dancer）
これらの専用職にも職業とくせいが存在しますが、具体的な効果は現時点では未公開・未確認です。
発売後に効果が判明し次第、追記・更新していく形になると思われます。
汎用職で判明している「職業とくせい」
武闘家：会心連発ビルドの要「会心必中のかまえ」
職業とくせい：会心必中のかまえ
- 一定時間、物理攻撃がすべて会心の一撃になる構えを取ります。
- 多段攻撃の特技（例：さみだれ斬り）と組み合わせることで、1ターンに会心の一撃を連発するロマン砲コンボが可能です。
試遊レポートでは、ガボに武闘家をかけて
「会心必中のかまえ → さみだれ斬り」で全段会心が発生する超火力コンボが紹介されています。
物理アタッカー系ビルドの要となる職業とくせいです。
新職業：モンスターマスター
概要
オリジナル版の「モンスターマスター／モンスター使い」の系譜を継ぎつつ、
リイマジンドで完全新職として再構築されたモンスター専門職です。
職業とくせい：ツワモノ呼び（ポジティブ・リインフォースメント）
- バースト発動時に、強力なモンスターを呼び出して敵を一斉攻撃させるタイプの召喚攻撃。
- 雑魚の一掃だけでなく、ボス戦でのHP削りにも有効な瞬間火力バーストになっています。
モンスターの心（アクセサリ）と組み合わせることで、
「人間職2つ＋モンスターの心2つ」を活かしたモンスター系ビルドの軸となる職業です。
「職業とくせい」を軸にしたおすすめ役割イメージ
全職業の詳細はまだ出揃っていませんが、現時点の情報だけでも
「どんな役割を意識してビルドするか」の方向性は見えてきます。
タンク／守りの要：主人公系の職業とくせい
- 主人公の専用職とくせいは、仲間全員への一度きり完全無効バリア。
- 僧侶系・パラディン系などの回復職と組み合わせれば、
「平常時の回復＋一発分の保険」という鉄壁構成が組みやすくなります。
アタッカー特化：キーファ＆武闘家のコンボ
- キーファ専用職「ひよっこ王子」の「燃えてきたぜ」で攻撃力＆会心率アップ。
- 武闘家の「会心必中のかまえ」と多段攻撃特技を組み合わせることで、
「高会心率 × 全攻撃会心 × 多段攻撃」というロマン火力コンボが可能になります。
ボスのHPを一気に削りたいタイミングでバーストを合わせることで、
短期決戦向けの超攻撃的パーティを構築できます。
魔法アタッカー／デバッファー：マリベル＋魔法系職
- マリベルの「おみとおし」で弱点を突きやすくし、魔法使い・賢者などと組み合わせて高火力呪文を連打。
- 属性耐性が頻繁に変化するボス戦で、属性攻略のエキスパートとして活躍します。
召喚＆制圧：モンスターマスター＋補助職
- モンスターマスターの「ツワモノ呼び」でモンスター召喚→一斉攻撃。
- 眠り・マヒ・守備ダウンなどを入れやすい補助職と組み合わせれば、
「敵の動きを止める → 召喚で一気に削る」というコントロール寄り戦術も狙えます。
まだ不明な職業とくせいも多いが、「方向性」は見えてきた
現時点では、戦士・僧侶・魔法使い・盗賊・レンジャーなど、
多くの職業の職業とくせいは名称や効果がまだ公開されていません。
とはいえ、
- 攻撃寄り（会心・火力）
- 防御寄り（バリア・被ダメ軽減）
- 属性・弱点寄り（弱点を突きやすくする）
- 召喚・制圧寄り（モンスター召喚・全体攻撃）
といった役割ごとの方向性はかなりハッキリしてきています。
職業かけもちやモンスターの心との組み合わせ次第で、原作以上にビルドの幅が広がりそうです。
まとめ：発売前に押さえておきたいポイント
- リイマジンド版では、全職業に1つずつ「職業とくせい」が用意されている。
- バースト発動時にだけ使える、職業ごとの“必殺技”のような位置づけ。
- 主人公の全体バリア、キーファの超火力バフ、マリベルの弱点狙い補助、武闘家の会心構え、新職モンスターマスターの召喚攻撃など、役割に沿った個性的な特性がすでに判明している。
- 職業かけもちによって「職業とくせいの選択肢も2つ」になるため、誰にどの組み合わせを持たせるかがビルドの核心となる。
- まだ未公開の職業とくせいも多く、発売後は「最強職業構成」や「おすすめビルド」の研究が盛り上がること必至。
